外国人雇用計画スタート、採用前の準備
外国人採用前の準備とは・・・
外国人を従業員として採用するのは、日本人を採用する以上に苦労や心配がつきまといます。でも「雇ってよかった」という結果を出すためには、企業努力も必要です。実際に何をすればいいのかがわからない・・・そんな企業様のために、外国人を採用する前の取組について紹介します。
1.採用したい人材の具体化
「なぜ、外国人従業員が必要なのか?どのような業務に採用しようとしているのか?」これを明確にしておくことです。人材を具体化することで、採用条件を的確に発信できるようになり、求める人材へのアピールにつながります。ミスマッチも防げ、早期の離職防止にもつながります。
- どのような目的で採用するのか?
- 期待する役割は?
- 受け持つ業務内容は?
- 必要とする技術とは?
- 日本語能力はどの程度必要か?
働く外国人が必要とする就労ビザ(在留資格)も、この段階から視野に入れておかなければなりません。想定している業務内容と、就労可能な在留資格要件との適合性の検討も必要です。もしかすると、企業が配置しようとしている部署における業務内容では、在留資格が許可されない場合があります。在留資格に関しては、行政書士などの専門家への相談をお勧めします。
2.外国人社員の必要性を社内で共有する
外国人を初めて採用する場合、特に多いのが、現場社員からの不安の声です。仕事の教えた方がわからない、コニュニケーションがとりにくい、社内秩序やチームワークが乱れるなどです。これらを放置したまま、或は気づかないまま外国人の採用を進めてしまうと、受入後に不安や不満が生じ現場の受入れが円滑に進みません。
大切なことは、まず人事担当者らが外国人採用方針を理解すること。そして人事担当者が現場社員へ丁寧な説明をすることです。
外国人従業員を採用する場合、まずは日本人スタッフのケアから始めた方がいいようです。
3.採用方針と実績の公表
外国人を採用する際の広告活動において、採用要件や採用実績はできるだけ詳細に明示することです。入社すればどのような業務に就き、どれくらいの給料をもらえ、どれくらいたてば昇級できるのか?、海外転勤のチャンスはあるのか?これらを知ることは、外国人材が入社後の自分を具体的にイメージするのにとても役立ちます。
またすでに外国人社員を雇用したことがあれば、その外国人の活躍状況などの情報があればいいかもしれません。生の声やめっせーじがあれば、入社にあたっての不安解消につながります。
- 採用要件
- 昇給・昇級・昇格を含むキャリアプラン
- 外国人採用実勢の有無
4.企業&外国人材 知る機会の創設
“就職”は、人と会社の長い付き合いの始まりです。相手のことをよく知った上で、“入社”という長い道のりのスタートラインにたてたらいいのかもしれません。企業と外国人材、双方がお互いのことを知りあうにはどうすればいいのでしょうか?
一つ目の方法は、インターンシップやアルバイトで外国人を職場に招き入れることです。うまくいけば、会社に興味をもってくれた外国人を採用できるかもしれません。少なくとも、外国人と一緒に働く経験をしたことで、現場社員の理解は得られやすくなります。
二つ目の方法は、外国人向け主食説明会や交流会に積極的に参加して双方の理解を深めることです。意見交換を通じて外国人留学生の就職に対する考えを把握できたり、外国人材には社風や経営方針、理念などをりかえしてもらいやすくなります。
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